ページの先頭へ
感動!Campusプロジェクションマッピングの高校生に会いに

佐賀県立鳥栖商業高等学校情報処理部

今、キャンパスノートを題材にしたとあるプロジェクションマッピングの動画(http://www.youtube.com/watch?v=snLGEzpNlYM)が、大変心温まる作品だとネット上で大きな話題を呼んでいます。用途は刻々と変化しながらも、一人の人間の人生に常にノートが寄り添っていることを表現した内容で、動画はすでに25万回の再生を記録しています(6月18日現在)。そして、この動画を制作したのはなんと高校生のグループ!彼らにお話を伺うべく、佐賀県立鳥栖商業高等学校情報処理部にインタビューに行ってまいりました。

6月18日(水)くもり。高校がある新鳥栖駅は、博多駅から九州新幹線で一駅、わずか13分のところに位置します。2011年にできた真新しい空港のような駅舎が目を引きますが、駅を一歩離れるとサルやタヌキも棲む、山や田畑に囲まれた自然豊かで静かなところです。
ここから15分ほど歩いたところに、目指す鳥栖商業高等学校はありました。

近代的な駅舎のデザイン

学校まではのどかな道のりが続きます

学校の入口です

校内に掲げられたスローガンに「挨拶と読書量日本一を目指す」とある通り、とても礼儀正しい生徒さんばかりで気持ちの良い挨拶で迎えてくれました。まずは校長先生に訪問の趣旨と感謝の気持ちをお伝えしたあと、早速顧問の先生に情報処理部に案内していただきました。

こちらが今回プロジェクションマッピング動画を制作していただいた中心メンバーの6人です。
皆さん若い!なんてフレッシュなんでしょう。お会いしてまずは、コクヨS&T森川卓也社長と社員一同からの感謝状を贈らせていただきました。

それではお待ちかねインタビューの始まりです。

今回の動画は、どのようなプロセスで作られたんですか?

最初に、みんなで話し合って動画のコンセプトを決めて、そのコンセプトに沿ってアイデアを出し合い、具体的なストーリーを決めていきました。ストーリーをいくつかのパートに分けて、役割分担を決めていったんですが、メンバーそれぞれがどんな動画が得意かを把握しているので、内容と照らし合わせながら役割分担は自然に決まりました。「誰かこのイメージどおりに作れる人いない?」「私はこれを作りたい!」「じゃレシピノートはお願いね」といった具合です。最後にそれぞれが作った動画をつなげていきました。打ち合わせの様子があのホワイトボードに残っています。

動画のアイデアはこのホワイトボードから生まれました。

ノートというテーマはどこから出てきたんですか?

今回は、高校生に身近なものというコンセプトで進めていて、身近なものと言えば文房具だろうと。じゃあ、ケシゴムとかペンとかのりがいいんじゃないかという話になったんですが、プロジェクションマッピングをするには小さすぎるので、ノートだったら投影しやすいんじゃないかということになりました。

皆さん文房具は使っていますか?

授業で使っています。タブレットを使った授業は1年生だけなので、2年生3年生はアナログです。だから、私たちにとって身近なんです。

初々しい高校生の皆さん

さすが、トロフィーや盾がたくさん!

立体感がないノートは、プロジェクションマッピングにふさわしくないのではという議論はありませんでしたか?

最初ありました。以前別の作品を制作していたときも、一度ノートという案が出たんですよ。そのときは「平面だから」と一度却下されましたが、今回ノートについて改めて話し合ったときに、デコリやすいのがプロジェクションマッピングにはいいよね、という話になりました。今はあまりやっていませんが、昔はよくキャンパスノートにデコっていたので、みんながよく知っているということも大きかったです。そして、ノートって言ったらやっぱりキャンパスノートだろうと。クラスの大半もキャンパスノート使っていますし。

あとは、前々から企業の広告活動をやってみたいという目標があり、企業の方とコラボしてみたかったんです。販売促進の目的だけじゃなくてブランドのイメージを高める効果がある動画を一緒に・・・。だからこそ単にノートではなく、「キャンパスノート」にこだわりました。いつかチャンスが訪れたときに簡単に断られないように、地域のイベントに積極的に参加して実績を作ってきました。

他の案は出なかったんですか?

家とか、Tシャツとかに投影するという案もありましたね。あとは、つばめ新幹線が動いているときに、投影できないかっていう意見もありましたが、それはさすがに無理でした。(笑)

さすがに、つばめ新幹線はハードルが高かった…

気球に投影するために作った模型

制作期間はどのくらいだったんですか?

それぞれのシーンを作る時間は、速い人では2日3日です。苦手な人だと5日くらい。
新しい動画をそろそろ作ろうか、と考え出したのが4月から5月くらいで、その後いろいろ実験してみました。水の中や泡に当ててみたり、でもきれいに映りませんでした。Tシャツもうまくいかなくて。そうした期間も含めると、全部で1ヶ月半くらいかかりました。

この作品の監督を一人決めるとしたら誰ですか?

動画には随所に面白い仕掛けが。写真のノートのデザインは、地元佐賀県の伊万里焼をイメージ

監督・脚本はみんなです。意見が半々に分かれることもあって、話し合って決めています。分担して作っているので、後でつなげると動画の内容が合わないとか、色が合わないとか、難しいです。時には時間をかけてみっちり作った映像が没になることもあって、「あれ、私の動画がない・・」ってしょげますね。
今回はみんなの動画が入っていますが、人によって数の多い少ないはあります。

ある人の半生をストーリーにするのはどうやって決まったんですか?

記念すべき第一作は、ギターをモチーフにした作品

はじめは、ストーリーにするつもりはありませんでした。今回の動画で六作目になるのですが、初めて作った作品が、ゴミ箱に捨てられたギターが主役のストーリーで、夢はあきらめちゃいけないという意味を込めました。見る人にうまく伝えられなくて、それ以来ストーリーのある作品にするのには抵抗があったんです。ただ、今回アイデアを練っていく中で、ノートって授業だけでなく、いろんなときに使うよね、という話になりました。みんなでノートの用途をいろいろ挙げていくうちに、ノートで人生全体を表現できるんじゃないか、そんな話になっていったんです。

人生に寄り添うキャンパスというストーリーがよく伝わってくると思います。

最初、動画の中に言葉も入っていたんです。「あなたと一緒にキャンパス」とか「あなたの成長のそばにキャンパス」とか。でもちょっと寒い感じになるかもしれない、逆に盛り下げてしまうかもしれないと思い、やめました。

言葉がない分、より感動的だったと思うのですが、みなさんは出来上がったのを見てどうでしたか?

これで大丈夫かな・・と不安でしかなかったです。
ストーリーにこだわった部分はありますが、感動を前提に作っていなかったので、まさかここまで話題になるとは思っていませんでした。

こんな感じで、ノートに投影しています

どのくらい再生されると思いましたか?

私たちの第一作であるギターは、1年かけて1万回ぐらいだったので、同じぐらいいけばいい方だと思っていました。
再生回数は、自然に増えたらいいなと思って、自分達での宣伝は部活のfacebookに載せただけでした。でも、6月12日にあるブログで紹介されたときは「来た!」と思いましたね。偶然も重なってYahooの映像トピックスに載ったときは、鳥肌が立ちました。

動画サイトやブログに入っているコメントもネガティブなものはないですよね

それが逆に不安でした。映像技術はあまりないので、高校生だからほめてもらってるのかなって。
批判も言ってもらったほうが今後の動画のためになるかもしれないという心構えでいました。

それはきっと見た人が心から感動したからだと思います。映像技術も素晴らしかったですし、ストーリーもキャンパスノートの良さがよく捉えられていて、社員一同本当に感謝しています。ところで、皆さん3年生ですがこれからも活動されるんですか。

今いくつか制作の依頼を頂いていて、12月の地域のイベントが終わるまでは活動します。そのあとは、次の1・2年生が継いでくれると思います。

それは忙しくなりそうですね。私達も応援しています!
本日はお時間頂き、ありがとうございました。

(インタビュー@佐賀県立鳥栖商業高等学校)

「高校生がプロジェクションマッピングをやってみた第6弾」が
キャンパスノート第1回ARコンテンツに決定!